娘が小学4年生の6月から不登校になり、私は自分の子育てを見直すきっかけをもらいました。
わが子が不登校にならなければ、子育て本を一生懸命に読むこともなく、自分が親に育てられてきた経験や、なんとなくの感覚で子育てをしていったと思います。
そう、娘が不登校になってはじめて、自分の間違った子育てに気づき、必死で直そうと努力ができたんです。
今は学校へ行けなくなった娘も、学校へ行けるようになりました。本当に毎日がありがたい思いでいっぱいです。
引き続き、私は学ぶ姿勢を忘れず、自分が今できる限り最善と思う子育てをしていきたいと思います。
ということで今回は、娘の不登校で子育てを改めて学び、反省した私の「5つの子育ての誓い」をお伝えしたいと思います。
よければ、読んでいただけると嬉しく思います。
娘の不登校を経験した私の【子育ての誓い】
「もう死んでしまいたい、、」
娘が不登校になり、本当に辛い毎日が続き、何とか現状を変えたくてもがき苦しんだ私がたどり着いた「子育ての誓い」です。
- 自分を大切にする
- 子どもに「命令、指示、提案」はしない
- 子どもの話をよく聴く
- 子どもの成長を探す
- 子どもを信じる(心配しない・先回りしない)
①自分を大切にする
子どもの不登校で得た一番の学びは、「母親である自分を大切にすること」が一番大事ということです。
私はずっと「誰かに認めてもらうため」に、自分にムチを打ち、頑張って生きてきました。
- 親に「優秀でいい子」と思われるために
- 会社で「優秀な社員」と思われるために
- 結婚して「できる嫁」と思われるために
- 子どもが生まれて「立派なお母さん」と思われるために
でも、今から思うと、この生き方は本当に苦しくて、しんどいものでした。
- もっと頑張れ!
- こんなんじゃダメ!
- ○○しないとダメ!
こんな思いに縛られて、日々を過ごしていました。
だから、子どもがダラダラ~っと気ままに好きなことをして過ごしている姿を見ると、イライラする。
私は、好きなこと・やりたいことをガマンして頑張ってるのに!
なにやってんの?
そんなぼーっとしてないでさ、もっと頑張りなさいよ!!
そんなんじゃ、私がダメ母って思われるやん!
そんな思いから、
- 宿題やったん?
- 散らかってるやん!片づけて!!
- もう寝る時間やで
なんて言葉を子どもにかけまくる。。
イチイチイチイチ、子どもの言動に口を出さないと気が済みませんでした。
そして、娘が学校に行けなくなり、こんな「命令・指示・提案」の言葉がけは「子どもの自立を妨げるからいけない」と知っても、どうしてもやめられない、気づいたらやってしまってる自分に苦しみました。
そんな私が大きく変わったきっかけが、「『こんなママでごめんね』から卒業する本」との出会いでした。
この本から、
- しんどい子育ての原因は、自分が子どもの頃から握りしめている「自分責め」や「自己否定」の心の癖からきている
- 自分を癒やして大切にすることによって、「自分責め」や「自己否定」の心の癖を手離せる
ということを教えてもらいました。
そして、私は本に合った通り、自分の心を癒やして、自分を大切にすることで、「自分責め」や「自己否定」の心の癖を手離していきました。
すると、子どもに対するイライラも激減して「あれしなさい、これしたら?」と子どもに言わない自分になれたんです。
▼「『こんなママでごめんね』から卒業する本」に関しては、別記事で詳しくお伝えしています。子育てが苦しい方には本当に、本当に、オススメ本です▼
そして、この本のほかにも、というかほぼすべての本に「お母さんである自分を大切に」というメッセージが書かれていたんです。
【参考記事】子供の不登校で得た一番の学び【母親である自分が楽しく生きることの大切さ】
だから、子育てにおいて「お母さんである自分を大切にして、いつもニコニコご機嫌に生きる」のが、一番大切なことなんだと思っています。
そして、それを実践している今、子どもに対して「あきれる」ことは多々ありますが、「イライラする」ことはほぼ無くなりました。
子どもも自由気ままに過ごしていて、だからこそ失敗はするものの、その失敗から自分なりに改善していく姿を見るのも楽しいです。
こんな風に、子育ては「子どもは子ども」「自分は自分」と考えることが大切と学んだのですが、それができるためには、「自分を大切にして心に余裕がある状態にしておくこと」が大事なんだと実感しています。
だから、絶対にこれからも「自分を大切にする」ことをやり続けていこうと思います。
②子どもに「命令、指示、提案」はしない
娘が不登校になり、「命令、指示、提案」の言葉がけが「子どもの自立」を奪ってしまうことを学びました。
【参考記事】要チェック!不登校になる親の7つの特徴と子どもの性格への影響
- ~やったら?
- ~しなさい
そんな言葉を子どもにかけることが子育てと思っていましたが、違ったんですね。
今は、子どもに何かやってほしい時には、「命令、指示、提案」でなく、「わたしメッセージ」で伝えるように心がけています。
「食べたお菓子をきれいに片付けてくれたら、とっても助かるな。」
というように、親である自分が、今の状況に対してどう感じているかを子どもに伝える方法(主語が「私」になる伝え方)
【参考記事】知ってるだけで大違い!子供の自立心を高める親子のコミュニケーション方法
これからも、子どもの自立心を高めるコミュニケーションを心掛けていこうと思います。
③子どもの話をよく聴く
私は、ぜんぜん子どもの話を聞けない母親でした。
子どもが話しかけても「ちょっと待って」と言い、話を聞いても「~したらいいやん」と自分の意見を子どもに押し付けて終了。。
でも、娘が学校へ行けなくなり、「共感、傾聴」の大切さを学び、今までの対話がいかにダメだったかを知ります。
子どもの話を聴くときは、
- 自分の意見を言わず、ひたすら聴いてあげる
- 子どもの気持ちを推測して、その内容を子どもに確認する
ということが大事なのですが、私はなかなかできませんでした。
ついつい、、言ってしまうんです。自分の意見を。
でも先ほどお伝えした「自分を大切にする」ことができるようになってから、心にも余裕ができ、少しずつ子どもの話を聞けるようになりました。
私が意識していることは、子どもから話しかけられた時には「自分の意見は言わない。今はひたすら子どもの言うことを聞くときなんだ」と会話に集中します。
今は、だいぶ「自分の意見を言わず、ひたすら聴く」ことができるレベルに到達できてきたような、、
あとは、「子どもの気持ちを想像して、その内容を伝える」ことができるようになれば、、と思うのですが、まだまだできないことも多いです。
これができれば、母として大きくレベルアップできるはず!
焦らず身につけていこうと思っています。
【参考記事】知ってるだけで大違い!子供の自立心を高める親子のコミュニケーション方法
④子どもの成長を探す
私はついつい、自分の子ども達を他の子どもや、子どもだった自分と比べていました。
- あの子はもう○○ができている
- うちの子はそれに比べて、、
- 私はこの頃にはもっと○○だったのに、、
みたいな感じです。
私も子どもの頃、母親から友達と比べられてすごく不快な思いをしたのに、それでも自分が母親になったらやってしまうんですよね。。。
そんな風に「他の誰かと比べる」のではなく、「以前のその子と比べる」ことが子どもの自己肯定感を高めるために大切なことだと『「自己肯定感」育成入門』という本で学びました。
▼この本に関しては別記事で詳しくお伝えしています▼
前まで○○だったのに、○○できてきたね。
お母さん、嬉しいな。
そんな言葉がけをすると、子ども達は本当にうれしそうで、自信につながっているようです。
でもこれも、けっこう子ども達の言動に集中していないと、探したり言えたりしないので、まだまだ修行中なのですが、、
お宝探しの感覚ですると、「あったー!」と楽しく子育てできるので、「お宝探しマスター」になるべく頑張りたいと思います。
⑤子どもを信じる(心配しない・先回りしない)
私は心配性な母親でした。
そして、
「忘れ物をしたら、学校で嫌な思いをするだろうし、かわいそう」
そんな風に考えて、「○○忘れてるで」と先回りして教えてあげていました。
でも、そんな考えは「子どもを信用していない」ということでもあったと気づきました。
そして、「子どものため」といいながら、実は「失敗しない子どもの母でいるため」の言動だったということにも気づきました。
- この子は一人では何もできない
- 私がちゃんと教えてあげないと
- 子どもが失敗したら、私が「管理できてない母親」と思われる
私はこんな風に思いながら、子どもに接してきたのです。
でも、実際に子育てで大切なことは「失敗してもそこから立ち上がる強さ」を育ててあげることだと「子どもには、どんどん失敗させなさい」という本から学びました。
▼この本に関しては別記事で詳しくお伝えしています。▼
そして、
この子は失敗を乗り越えられる力があるし、さらに成長できるんだ
と、子どもを信じて失敗させるということが、将来の子どものために大切なことだと知りました。
今は忘れ物に気づいても、知らないふりをしています。
「子どもが忘れ物したら、私がダメ母と思われる」という思いも、1番目に挙げた「自分の心を癒やして大切にする」ことをしていくことで、無くなっていきました。
自分を大切にして「どんな自分でも大丈夫」と思えるようになったら、「他人からどう評価されるのか」は気にならなくなりました。
「子どもは子どもで大丈夫」
「私は私で大丈夫」
そんな風に子どもを、そして自分を信じて子育てしていこうと思います。
まとめ:今の私ができる最善の子育てをやっていこうと思います
今回は、子どもの不登校を経験した母である私の「子育ての誓い」をお伝えいたしました。
- 自分を大切にする
- 子どもに「命令、指示、提案」はしない
- 子どもの話をよく聴く
- 子どもの成長を探す
- 子どもを信じる(心配しない・先回りしない)
きっとこれが今の私にできる最善の子育てだと思っています。
今こうやって、できる限りの努力をしても、また娘が学校へ行けなくなったら、、
ツラいですが、「まだ私に学ぶことがある」と受け止め、与えられた課題に向き合っていこうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。