小学4年の娘が不登校になり、私は必死で原因を探しました。
そして、子どもが不登校になるのは、親の「過保護・過干渉」な言動が原因となっている場合が多いということを知ります。
振り返ってみると、確かに私は今まで「命令・指示・提案・先回り」の過保護・過干渉な子育てをしてきていました。
そう気づいて、「よし!私はもう過保護・過干渉な子育てをやめるぞ~」と決意するけれど、、ついついやってしまう「命令・指示・提案・先回り」。。。
「私って本当にダメ親やな。」
私はそんな風に、「過保護・過干渉な子育てをやめたくてもやめられない」自分が母親失格みたいに思えて、イヤでイヤでたまりませんでした。
そんな私でしたが、、
だんだん子どもに「命令・指示・提案・先回り」の言動をしない母親になれてきている気がします。
今回は、どうやって私が「命令・指示・提案・先回り」の過保護・過干渉な子育てを少しずつ止められてきたのかついてお伝えしたいと思います。
なんで私は過保護・過干渉な子育てをしてしまっていたんだろう。。
まず、昔の自分を振り返って「なんで私は過保護・過干渉な子育てをしてしまっていたのか」についての考察をお伝えしたいと思います。
私が思いつく「過保護・過干渉な子育てをしてしまった理由」は下記の通り。
- 自分に対しても、子どもに対しても「○○しないとダメ!」という思いが強かった。
- 子どもをしっかり見張って動かさないと、自分がダメ母って思われる恐怖があった。
- 「子どもの評価」は「自分の評価」のように感じていた。
- 子どもを自分の所有物のように思っていた。
私はずっと、「こんなお母さんにならなきゃダメなんだ!!」と思い込んで、子育てをしていました。
こんなカンジです↓
- お母さんは常に笑顔でいないとダメ。
- イライラしても、冷静に対応しないとダメ。
- 何事も子どもを優先しないとダメ。
- やりたいことがあっても、子育て中は我慢しないとダメ。
- 仕事も、家事も、育児も全部しっかりやらないとダメ。
ピシッピシッと自分にムチ打ち、子育てしていました。
だから本当に、子育てがしんどくて、しんどくて、、(>_<)
そんな、「○○でないとダメ!」の思い込みに支配されていた私は、自分の子どもにも
- 早くしないとダメ!
- さっさと宿題しないとダメ!
- 頑張らないとダメ!
とたくさんの「○○しないとダメ」「○○でなければいけない」という考えを押し付けないと気が済みませんでした。
同時に、「子どもの評価=私の評価」という思いもあって、
- 早く寝ない子=規則正しい生活を教育できないダメ母
- 宿題忘れる子=子どもに宿題させられないダメ母
- 忘れ物する子=子どもに忘れ物させてしまうダメ母
、、と思われる恐怖もありました。
娘の幼少期には、
- アンパンマンの英語のDVDを買ってみる
- Z会の通信教育をやらせてみる
- しまじろうの英語教材を買ってみる
、、と「頭のいい子」になるよう試行錯誤したこともありました。
当時は「娘のため」と思ってやっていたそんなことも、今考えてみると、「頭のいい子どもを持つ母」になりたかっただけだったんじゃないかな~なんて思ってます。
やりたくもないことを「あなたのため」といって押し付けられて、娘は本当に可哀そうだったな、と反省しています。
そう、私はまるで娘を自分の所有物かのように思っていたんです。
そして、自分の「○○しないとダメ」という考え通りに、子どもをコントロールしないと気が済まなかったんだと思います。
過保護・過干渉の子育てをやめるコツ①自分を大切にする
「こんなんじゃ、ダメ!」と自分にも子どもにもムチを打ち、「ダメな母」と思われる恐怖から、どうしても「命令・指示・提案・先回り」をして子どもをコントロールしてしまっていた私。
「命令・指示・提案・先回り」の子育てが悪いと分かってやめようとしても、そんな心の奥底に自分を縛り付ける考えや、恐怖が勝ってしまったために、なかなかやめられなかったんだと思います。
そんな私が大きく変わったのは「『こんなママでごめんね』から卒業する本」との出会いでした。
▼この本に関しては別記事で詳しく紹介しています▼
この本をきっかけに、私は「まずは自分を癒し、自分自身を満たす」ことの大切さを知ったんです!
まずは、この本に書かれていた
- 止められない怒りや不安を解消するレッスン
- 自分も子どもも許すレッスン
などの自分を癒すワークをしてみると、思わず涙がでて、なんだか心が軽くなった感じがしました。
そして本のアドバイス通り、自分自身を満たすために、、
やりたいことをやって、やりたくないことはやらない!
をやってみたんです!!
私はやりたくない家事はサボって、ずーっと観たかった韓ドラをAmazonプライムビデオで見続けました~♪
そうすると、今まで「ダメ母」と思われるのが怖くて必死に頑張っていたけれど、案外サボって自分の好きなように時間を使っても大丈夫ということが分かってきます。
もちろん、最初は勇気もいたし、ソワソワするんですけど。
こうすると、不思議なことに何もしていない自分も、いるだけで十分素敵だよな~♪と思えるようになって、
- 「○○しなきゃダメ!」
- 「○○はやったらダメ!」
- 「○○するべき!」
- 「ちゃんとやらなきゃ!」
みたいな自分自信をしばる呪いからすーっと解放されたんです。
すると、子どもに対するイライラも激減。
イライラが激減すると、自然に「○○した?」「○○しなさい!」と子どもをコントロールする「命令・指示・提案」の言葉も激減しました。
自分で自分を満たせているので、子どもの評価や言動で自分を満足させようとすることもなくなってきました。
この「お母さんはまず、自分を大切にしましょう」ということは、不登校で悩んでいろんな子育て本を読みましたが、たくさんの本で書かれていました。
だから、きっと子育てにおいて一番大切なことなんだと確信しています。
お母さんが自分に優しく、大切に扱えば、
- お母さんの心に余裕が生まれて、子どもにも優しく接することができる。
- お母さんが笑顔になって、子どもも嬉しい。
- お母さん自身が人生を楽しんでいると、子どもの評価や行動で満足しようとしなくなる。
- お母さんの「命令・指示・提案」がなくなり、自立した子どもになる。
と、子育てが好転していきます。
「イライラしてつい、子どもに「命令・指示・提案」をしてしまう!!」ということも少なくなるはずです。
また、「気づけない毒親」という本には、
- 子どもがひきこもるのは、「親が頑張りすぎているから」で、親のかわりに子どもが休んでいる。
- 子どもに元気で活躍してほしいなら、親が頑張るのをやめて、しっかり休んで、もっとのんびりする必要がある。
と書かれていました。
▼この本に関しては、別記事で詳しくお伝えしていますので、ご興味あればぜひ▼
なので、「お母さんがまず自分を満たして大切にする」ことは、子どもにとっても本当に大切なことだと確信しています。
▼「お母さん自身を満たす」ことの大切さは別記事でもお伝えしていますので、ぜひ読んでみてください♪▼
過保護・過干渉の子育てをやめるコツ②子育ての考え方を変える
「行動」を変えるには、「考え方」を変えるのがおススメです。
私は、今までと違った視点を持ったり、考え方ができるようになると、自然と行動を変えることができました。
私が「命令・指示・提案・先回り」の子育てから大きく変われた考え方は下記の3つです。
- 子どもは自分の所有物ではない
- 親は子どもよりエライわけではない
- 頑張らなくても生きていける
子どもは自分の所有物ではない
私は「親業」という本から、「子どもは自分の所有物ではない」ことに気づかされました。
この本には、
- 多くの親は自分の子どもを「自分の延長」と考え、「良い子」にしようとしたり、自分がなれなかったものに子どもをならせようとしがち。
- 子どもはあなたから生まれて一緒にいるけれど、別々の人間である。
- 親は子どもに愛情を与えても、考えを与えてはいけない。
- 親は子どもを自分の思い通りにしようとしてはいけない。
ということが書かれていました。
私は、この本を読んで、自分のお腹から生まれてきた我が子に対して、まるで自分の分身のごとく、自分の所有物のごとく思っていたことに気づき、改めるきっかけになりました。
そして、
子どもは自分の所有物ではない。
今を一生懸命生きている一人の人間なんだ。
という、新しい考えを持てるようになりました。
「親業」に関しては別記事で詳しくお伝えしていますので、ご興味あればぜひ読んでみてください。
子どもとの円滑なコミュニケーション方法を詳しく、丁寧に教えてくれています。
私は、この本でだいぶ子どもとのコミュニケーションが上手になったと思ってます。
親は子どもよりエライわけではない
「江原啓之のスピリチュアル子育て」という本からは、「親は子どもよりエライわけではない」ということを教えてもらいました。
スピリチュアルに関心がない方は、ちょっとビミョーな考え方なのかもしれませんが、、
私は結構、スピリチュアルにも興味関心があるほうなので、この考え方はすっと自分の中に入ってきました。
この本で伝えられていたことは、
- スピリチュアルな見方では、人間の年齢は「肉の年齢」と「たましいの年齢」の2つある。
- 「肉の年齢」とは、この世に生まれてからの年数。
- 「たましいの年齢」とは、今までのたましいの経験値と成長レベル。
- 現世での経験値は親のほうが高いけれど、たましいの経験値、成長レベルは子どものほうが高いかもしれない。
ということです。
そして私は、
この子たちは、私よりもずっとたましいの年齢が上なのかもしれない。
私はこの子たちより早く生まれただけなんだ。
という考えを持てるようになりました。
そんな風に子どもに対する見方・考え方が変わると、「子どもなんだから、私に従え!!」みたいな傲慢な気持ちはなくなってきていました。
▼この本に関しては別記事で詳しくお伝えしています。スピリチュアルな目線での子育てにご興味あればぜひ▼
頑張らなくても生きていける
「気づけない毒親」という本からは、「頑張らなくても生きていける」ことを教えてもらいました。
この本には、
- 昭和の親は戦争の影響で「我慢しなければ生きていけない」「勝負に勝たなければ生きていけない」と無意識に恐れるようになった。
- 子どもがノホホンとしていると、親は強い不安を感じて「もっと頑張りなさい」「勉強しなさい」「早くしなさい」とハッパをかけるけれど、それは子どもを追い詰め、消耗させてしまう。
- 今の時代は戦中・戦後と違い、衣食住がそろっているので、頑張らなくても、勝負に負けても生きていける。
- 親としての自分も、自分の親から「人より劣っていたら、生きていけない」と言われてきたことに気づき、「時代は変わった」ことを認識しよう。
- 子どもに対するイライラは「自分はいい子にして親を安心させていたのに、なぜ、あなたはできないの!!」という思いからくるもの。
ということが書かれていました。
そして私は
そっか。確かに今は別に頑張らなくても生きていけるよな~。
むしろ好きなように過ごした方が幸せに生きていけるのでは、、
私も本当はのんびりと自由奔放に生きたかったんだ。
と気づくのです。
- 「勝たなければいけない」
- 「頑張らなくてはいけない」
- 「我慢しなければいけない」
というような、「○○しなければならない」という強迫観念は、戦中・戦後を生き抜くために生まれた考えだそうです。
そして「今はもっと自分の好きなように、ゆっくりと過ごしても生きていける時代」と本に書かれていて、私は「確かにそうかも」とすごく納得できたんです。
また、子どもの頃の私も、自分の親から「○○しなければダメ」と刷り込まれて、一生懸命頑張っていたけれど、本当はもっとのんびり自由気ままに過ごしたかったことに気づいたんです。
なので、子ども達がダラダラとテレビやYouTubeを見たり、ゲームで遊んでいても、
「そうやんな、ゆっくりテレビとかYouTubeとかゲームで楽しみたいやんな。わかる、わかる。」
「ま、やることはやるやろ。やらんかっても自分が困るだけやしな。それもいい経験になるわ」
と子どもに共感しつつ、のんびり構えることができるようになりました。
そして結局、私が必死になってガミガミ言わなくても、子ども達は失敗しながらも自分で考えて行動していくようになっていったんです。
私も完全に「○○でなければいけない」の呪いから解放されて、「もっと自由に、ゆったりと過ごしてもいいんだよ」と自分を優しく抱きしめられるようになりました。
先ほどお伝えした「自分を大切にする」ことも、さらに抵抗なくできるようになったんです。
▼この本に関しては別記事で詳しくお伝えしていますので、ご興味あればぜひ▼
この、「子育ての考え方を変える」ことに関しても、別記事でお伝えしています。
ご紹介した本の引用も記載していますので、詳しく知りたい方はぜひ♪
まとめ:過保護・過干渉な子育てを止めるには、自分を大切にし、子育ての考え方を変えてみるといい
今回は、「私が過保護・過干渉な子育てに気づき、少しずつ止められるようになった方法」についてお伝えしました。
子どもに「命令・指示・提案・先回り」をたくさんしてきて、子どもを不登校にした原因(たぶん。)をつくった私ですが、今はほとんどそんな「過保護・過干渉な子育て」をしなくなりました。
私が変われた行動は下記2つです。
- 自分を大切にする
- 子育ての考え方を変える
自分を大切にすることで、心に余裕ができるので、子どもにイライラして余計な干渉をしないで済むようになりました。
そして、
- 子どもは自分の所有物ではない
- 親は子どもよりエライわけではない
- 頑張らなくても生きていける
といった、今までと違った視点・考え方を持てるようになると、自然と行動も変えることができるようになりました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
私の経験が少しでもご参考になったのなら、嬉しいです。